コラム
2026.03.03

「建物の寿命は何年?」「建物を長く安心して使うにはどうしたら良いの?」と疑問に思っている方は多いでしょう。
大切な建物だからこそ、長く使用していくためのポイントを知り、適切なメンテナンスなどを実施していきたいですよね。
今回は、建物の構造ごとの寿命や、建物を長く安心して使うために押さえるべきポイントをご紹介します。
さらに、建物の劣化が起きる代表的な箇所や、建物の寿命に影響を及ぼす原因についても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次

建物の構造ごとの法定耐用年数は、以下の通りです。
| 木造 | 鉄骨造 | 鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造 | |
| 住宅用 | 22年 | 19~34年(骨格材の厚みによる) | 47年 |
| 事務所用 | 24年 | 19~38年(骨格材の厚みによる) | 50年 |
| 店舗用 | 20年 | 22~31年(骨格材の厚みによる) | 39年 |
一方、法定耐用年数はあくまで国が法律で定めた継続使用可能な年数であり、「適切なメンテナンスを行う」など建物の劣化を防ぐことで寿命を長くすることができます。

建物の劣化が起きる代表的な箇所として、以下の6つが挙げられます。
築10年ほどになると、屋根や外壁、ベランダ防水の劣化が見られ、築10〜15年ほどで、水回りの設備に不具合が出やすくなります。
築20年では、建物内部である床下や排水管にも劣化が発生しがちです。

建物の寿命に影響を及ぼす代表的な原因は、以下の3つです。
こちらでは、上記3つの原因を解説していきます。
日本の特徴である高温多湿な気候は、木造の建物におけるシロアリ被害やカビの発生、鉄筋コンクリート造における鉄筋の腐食といった原因になるため、建物の寿命に影響を及ぼすといえます。
また、日本では「夏は高温・冬は低温」と年間を通して気温が大きく変化することから、建物の材料である木材や金属、コンクリートが膨張・収縮を繰り返し、接合部のひび割れなどの劣化を引き起こす可能性があります。
地震や台風などの自然災害も、建物の損傷や倒壊につながる原因とされており、建物の寿命に大きく関わります。
地震が繰り返されることで建物の歪みが蓄積されて被害が大きくなることもあり、台風の暴風雨は屋根や外壁の劣化につながります。
建物のメンテナンスが適切に行われていない場合も、建物の寿命に大きな影響を及ぼします。
例えば、外壁のひび割れを修繕せずに放置していると雨漏りにつながり、さらに雨漏りが進行すれば建物の腐食や崩壊へとつながる可能性もあります。
このように、小さな不具合を修繕しないことで、気づかないうちに大きなダメージへと発展し、建物の寿命が短くなってしまうのです。
一方、適切なメンテナンスができていれば、鉄骨造や鉄筋コンクリート造の場合50〜100年といったように長く使用できるケースもあり、長寿命化に大きく関わるといえます。

建物を長く安心して使うために押さえるべきポイントには、以下の6つがあります。
こちらでは、上記6つのポイントをそれぞれ解説していきましょう。
地域特性に合わせた建材を選ぶことは、建物を長く使うことに大きく関わります。
湿度の高い地域であれば、耐水性や耐候性に優れた建材を使用することで腐食やカビの発生を抑えることができるでしょう。
また、断熱性の高い建材を使用すれば、冬の乾燥によって木材が劣化することを抑えやすくなります。
他にも、湿度管理を考慮した設計をすることも重要だといえるでしょう。
築年数の古い建物や地盤強度が弱い場合は、耐震性の向上を検討してみましょう。
まずは、専門家に建物の耐震性を診断してもらうことが重要です。
建物の耐震性に問題があれば、地震による被害を最小限に抑えるため、壁の増設や鉄骨で強度を高めるなどの適切な工事を実施しましょう。
耐震性を向上させることは、建物の寿命だけではなく住む人の安全にも関わるうえ、地震後に自宅避難ができる可能性も向上させられます。
日常的に建物の清掃を行うことも、長く安心して使うために押さえるべきポイントの1つです。
例えば、外壁の清掃はひび割れや腐食の進行を抑えられますし、水回りの清掃は臭いを抑えられるのはもちろん、建物を長持ちさせることにもつながります。
他にも、建物の清掃は「美観を保つ」「快適な空間を保つ」「害虫や害獣の防止」「設備の故障リスク低減」といった利点があるうえ、日常的な清掃により建物の小さな不具合にいち早く気づけるメリットも挙げられます。
建物を長く安心して使い続けるためには、以下のように築年数を考慮した定期点検を実施することが良いでしょう。
| 築5年以内 | 外壁や屋根の点検、水回りの不具合チェック、シロアリ点検 |
| 築5~10年 | ホームインスペクション(住宅診断)の実施 |
| 築10~20年 | 屋根・外壁・フェンスの塗装の点検、ベランダの防水チェック、雨樋の破損確認、水回り設備の不具合確認 |
| 築20年以上 | 構造部分の調査、雨漏りの調査、給排水管の点検、耐震性の診断、断熱性能の見直し、窓やドアの点検 |
築年数が経過するごとに様々な箇所に劣化が見られるようになるため、上記のように定期的な点検を実施して不具合が見つかればその都度メンテナンスを行いましょう。
特に、築25年以上になると、3〜5年ごとに専門家に建物の調査を依頼したり、暴風雨の影響を受けた後に不具合をチェックしたりなど、より短期的に注意深く点検することが重要になります。
定期的な点検の実施や都度のメンテナンスだけでなく、長期修繕計画を立てることも長く安心して使うためには大切です。
長期修繕計画とは、建物の将来を見据えて長期間に予想される修繕工事の計画のこと。
5年後の「外壁シーリングや細かな初期不具合の補修やシロアリ予防」、10年後の「外壁や屋根の塗装」、10〜15年後の「水回り設備交換」、20〜30年後の「大規模なリノベーション」など、長期的に発生する可能性のある修繕をあらかじめ予想しておきましょう。
長期修繕計画を立てることで、事前に修繕工事の内容を把握できるだけではなく、修繕費用を計画的に積み立てることができます。
長期的に安心して建物を使用し続けるためには、気軽に建物のことを相談できる会社を見つけることも重要です。
このような会社と長く付き合っていくことで、末永く安心して過ごせる住環境づくりが進められるうえ、急ぎの工事が必要になった場合の相談もしやすくなります。
建物のことを相談する会社を選ぶ際は、「実績豊富な会社か」「地域の信頼関係を大切にしている会社か」「困ったときの相談に対して丁寧に対応してくれるか」をチェックしてみましょう。

今回は、建物の構造ごとの寿命や、建物を長く安心して使うために押さえるべきポイントなどをご紹介しました。
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