建築お役立ちコラム
2026.07.21

「夏に部屋に熱がこもっているから対策をしたい」「外は涼しいのにどうして部屋に熱がこもるのか知りたい」というお悩みを抱えていませんか。
今回は、部屋に熱がこもる原因、部屋に熱がこもるときの対策、夜に部屋に熱がこもるときの対処法などについて解説します。
目次

まずは、部屋に熱がこもる7つの原因についてご紹介します。
太陽光に直接さらされる屋根だからこそ、断熱・遮熱対策が不十分な場合は天井を通して部屋に熱が溜まりやすくなります。
真夏の屋根は表面温度が60〜70℃まで達することもあるため、夜になっても室温が下がらず寝づらさを感じる方もいるでしょう。
屋根と同様に、外壁も直射日光によって熱が溜まるので、部屋に熱がこもる原因になります。
特に西日が当たる外壁は夕方でも高温になりやすく、帰宅をした際に暑さを感じることもあるでしょう。
また、暗い色の外壁素材を使用している場合も高温になる傾向があるため、断熱材を取り入れなければ部屋も暑くなりやすいです。
ガラスは光を通しやすい性質があるため、夏には窓から直射日光が侵入することで暑さを感じやすくなります。
南側の窓から入る日差しによっては室温が40度に達することもあるため、心地よく過ごすためには窓の日差し対策が重要です。
「屋根や壁などに十分な断熱材が使われていない」といったことで建物の断熱性能が不足していると、部屋に熱がこもる原因へとつながります。
また、築年数の古い家の場合、経年変化などにより断熱性能が薄れてしまい、室内で不快な暑さを感じることもあるでしょう。
窓や換気口が少なかったり、適切な換気ができていなかったりすることで、蓄積した室内の熱気を外ヘスムーズに出せず、部屋に熱がこもることも考えられます。
このように空気の循環が滞ればエアコンの効き目も悪く感じるので、「エアコンをつけても涼しくならない」と感じることもあるでしょう。
「床下の通気性が少ない」「内装に通気性の良くない素材を使用している」など、建物の構造の特徴によって部屋の湿度が高くなると、汗が蒸発しづらくなることから「熱がこもっていて暑い」と感じやすくなります。
また、建物の劣化による断熱材の不備や、外壁のひび割れなどによっても湿度は高くなる傾向にあり、室内で暑さに悩まされてしまう方も多いです。
コンクリートは熱しやすく冷めにくい素材のため、昼間に熱がこもるのはもちろん、夜まで室内への放熱が続くことで、日が沈んだ後も部屋の暑さを感じ続ける原因になります。
さらに、床下の空間は外部とつながっているので、断熱材などの適切な対策が施されていなければ、床に熱が蓄積し部屋に熱がこもるといえるでしょう。

暖かい空気は上昇する性質があるため、1階よりも2階の部屋に熱がこもると感じやすくなります。
また、天井近くの屋根からの熱や窓からの強い日差しも、2階の部屋の温度を高くする原因のひとつです。

こちらでは、今すぐできる部屋に熱がこもるときの対策9選について解説します。
カーテンは可視光線の約90%、赤外線の約60%を遮る効果があるといわれています。そのため、日中はカーテンを閉めることで暑さを和らげる効果が期待できます。
ただし、室内に熱がこもった状態でカーテンを閉めると、窓際に熱がたまり、暑い状態が継続しやすくなります。
まずは、一度窓を開けてこもった熱を外に逃がしてからカーテンを閉めると、より効果的です。また、窓際の過度な温度上昇を抑えることで、ガラスの熱割れリスクの軽減にもつながります。
帰宅後に窓を開けて換気をすることで、熱気や湿気を逃し、熱がこもった部屋の不快感を解消できます。
午前中や夕方など、直射日光の入りづらい時間に、対角の位置にある窓を2カ所以上開けて換気することで、効果を感じやすくなるでしょう。
梅雨や初夏の時期など、室温が高すぎる訳ではないのに部屋に熱がこもっていると感じる場合は、エアコンの除湿機能を使うことが効果的です。
弱冷房除湿タイプのエアコンであれば、弱い冷房運転で空気を冷やして除湿することができるため、室温自体も下げることができます。
下記のような遮光・遮熱対策を行うことで、部屋に熱がこもることの解消につなげられます。
| 窓の内側における対策 |
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| 窓の外側における対策 |
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| 窓本体の対策 |
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熱を蓄積しやすいコンクリートだからこそ、直射日光が当たらないようにマットを敷くことも有効です。
また、コンクリートのベランダに置くだけタイプの「ウッドデッキ」を設置する方法もありますが、ベランダは「共有部分」であるため、事前に仕様を変えられるかどうか管理会社に確認してみましょう。
2部屋を涼しくする場合、エアコンを背にし、2部屋目に向けてサーキュレーターを置くことで、冷房効率を上げることができます。
一方で、扇風機はエアコンの下に置き、扇風機の風を上に向けることで、スムーズに涼しくすることが可能です。
壁やベランダに水をかける「打ち水」をすることで、水が蒸発するときに地面の熱を奪い、温度を下げることができます。
すぐに蒸発しないように朝や夕方に行い、すだれなどを設置して日陰をつくってから打ち水をすれば、効果を長持ちさせられるでしょう。
家電製品は、使用中はもちろん待機中でも少量の熱を放出しているので、使用していないものは電源を切ることがおすすめです。
特に狭い部屋の場合は放熱の影響を受けやすいため、ぜひ実践してみてください。
LED照明は、白熱灯や蛍光灯と比べて発熱量が低いことから、照明器具を変えることで部屋に熱がこもる対策につなげられます。
エアコンの負担軽減により光熱費の削減も期待できるでしょう。

「部屋に熱がこもる」と感じた時、賃貸アパート・マンションでも思い立ったらすぐにできる対策は以下の通りです。
また、換気をする際にサーキュレーターを窓に向けて稼働することで、効果的に湿気を逃すことができますので試してみてください。

「夜に部屋に熱がこもって寝づらい」と感じるときは、寝室に入る30分前にエアコンを天井に向けて稼働させることで、快適な睡眠環境につなげられます。
エアコンを使いたくない場合は、扇風機の前に濡れタオルをかけたり凍らせたペットボトルを置いたりすることも効果的ですが、体調面を考慮して無理をしないことが大切です。

「冷房をつけても暑い」「光熱費が気になる」という場合は、リフォームによって根本から部屋の暑さを解決することがおすすめです。
具体的なリフォーム案としては、屋根・天井・外壁・床への断熱材追加や、遮熱塗装・断熱塗装などが挙げられます。
ただ、「夏は開口部から約73%の割合で熱が入ってくる」といわれているため、外気・日差しの影響を受けやすい「窓」から優先的にリフォームをすることが効果的です。
【部屋に熱がこもるときの窓のリフォーム案】
リフォームによっては補助金の対象となる場合もあるため、検討時には最新情報を確認しましょう。

今回は、部屋に熱がこもる原因や、暑さを和らげるための対策、夜になっても部屋に熱がこもる場合の対処法などについて解説しました。
部屋の暑さが気になる場合は、まず内窓の設置や、窓まわりの断熱・遮熱対策から検討してみるのがおすすめです。
株式会社冨士見建設は、江東区新大橋で創業して75年以上にわたり、ご家族全員の安全と健康を考えた、快適で機能的な住まいづくりをお手伝いしてきました。リフォームにおいても、施主さまの視点を大切にしながら、一つひとつ丁寧にご提案いたします。
ビルや戸建住宅で培った技術とノウハウを生かし、より快適で心地よい暮らしの実現をお手伝いいたします。お部屋の暑さにお困りの方は、ぜひこちらからお気軽にお問い合わせください。